恐れのない俳優を育てる指導者になりたい
この映画を通して、参加してくれた俳優たちが少しでも世に知られていってくれたらいいなと思っております!
初めまして、忍翔(おしょう)と申します。
僕は主にインプロ(即興芝居)を生業として、舞台でパフォーマンスをやったり、俳優さんや企業さんにその精神や技術を伝えたりしています。都内在住ですが、世界を相手に仕事をしていて、ミラノ、ドバイで行われた国際インプロフェスに参加したり、ロサンゼルス、カルガリーにあるインプロカンパニーに直接学びに行ったりしています。特にオンラインになって以降は国境がなくなったも同然で、世界中のインプロバイザー達と積極的に仕事をしています。
現在僕は「演劇無料塾」という若手俳優育成企画を自ら立ち上げ、選考によって選ばれた29歳以下の俳優8名に、100時間無料で演劇を教えています。
これまでたくさんの若手俳優達に出会ってきましたが、皆口を揃えて言う言葉が「お金がない」です。
これは多くの俳優が抱える、いわゆる定番な悩みでもあると思うのですが、若い世代にとって深刻なのは、それによって学ぶ機会を失ってしまっているということです。僕は今年で30歳になりましたが、幸いにも金銭面に余裕があった僕は、20代のうちに日本はもちろん、世界を回って、数々の優秀な指導者達から指導を受け、貴重な体験をたくさんさせてもらいました。そしてそうやって経験したことが、今の自分のパフォーマンスや指導に、存分に生かされていることも自負しています。
このように、20代までの経験がかけがえのないものだということを身に染みて知っているからこそ、お金を理由に学べない人達に、その機会を惜しみなく与えたいと思ったのです。
ただ!この企画は当然長く続けられません!
現在進行中の企画に関しては、1回限りの完全自腹で行っていますが、流石に2回も3回もやれるものではありません。しかし、叶うのであれば、今後もこういった活動は続けていきたいし、自分はその役割を担える人間であるという自負もしています。
そこで、今回のクラウドファンディングおよびベーシックインカムシネマズを利用させて頂くことに至ったわけです。
クラウドファンディングで頂いた資金を元手に、第2回の演劇無料塾を開催し、そこでの記録を素材として、ドキュメンタリー映画を撮影していきます!願わくば、その映画を通して、参加してくれた俳優たちが少しでも世に知られていってくれたらいいなと思っております。
僕が俳優指導で目指しているのは「恐れのない俳優」です。インプロの父である、キース・ジョンストンはこう言います。
『自由の反対は、恐れである』
僕たちの頭の中には「うまくやらなきゃ」「正しくやらなきゃ」「ちゃんとやらなきゃ」「面白くなきゃ」「売れなきゃ」…といった恐れが渦巻いています。その恐れが大きければ大きい程、その人は自由さを失ってしまうのです。
そして僕は、俳優のほとんどが恐れを感じていると思うのです。
観客を恐れ、演出家を恐れ、無知であることを恐れ、無能であることを恐れている。それによって嘘をつき、誤魔化し、虚勢を張る事で、本来の自分の持っている創造性、魅力、表現力を大いに発揮出来ないでいる。
そういった現状を変えたいと思って、俳優指導に日々勤しんでいます。
僕はこれまで、世界の様々な演劇と出会ってきました。その中でも、インプロ、クラウン、マスクとの出会いは僕の在り方を大きく変えてくれました。インプロと出会ったことで、失敗すること、衝動的に反応、行動することへの恐れが取り除かれ、クラウンと出会ったことで、観客の前に立つこと、そして好かれることへの恐れが取り除かれ、マスクと出会ったことで、自然体で、ありのままの身体で舞台に立つことへの恐れが取り除かれました。
僕は自分の指導によって、何か特別な技術を身につけて欲しいとは思いません。むしろ、一人一人に本来備わっている創造性や魅力を発見し、それが表に出てくる手助けをしたいと思っています。
2022年4月スタートで、第2回演劇無料塾を開催し、新たな8名の俳優さんを選考し、100時間の無料指導を行います!そしてそこでの記録を題材に、ドキュメンタリー映画を撮影し、皆様に向けて発信していきます!「第2回募集要項&第1回参加者の感想はこちらから」
まず、ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。
正直言って、僕は自分が生きていく分のお金にはそんなに困っていません。だからこそ、今回得た支援は、世界から貰ったお給料だと思って、僕が愛する演劇界に全て還元していこうと思っています。
自信あります。期待してください。
忍翔