鈴木基次
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鈴木基次

食の未来を創造したい

撮影中

消費者が日本各地の食材や伝統文化に触れ、生産者/飲食店関係者とともに食の未来を創造する社会へ


自己紹介

鈴木基次

すずきもとつぐ|合同会社FOOD GROOVE JAPAN代表社員1976年生まれ。エコールキュリネール辻日本料理専門カレッジ卒業後、1995年よりホテルオークラ東京の関西割烹山里で5年間修行をする。2002年から株式会社インテリジェントプランナーにて飲食店の料理長などをつとめ、2010年から株式会社ジェイ・ダヴリュウ・エーへ。現在は取締役社長を務める。2020年、合同会社FOOD GROOVE JAPAN(https://foodgroovejapan.com/?page_id=3942)を立ち上げ、代表社員。


今までの活動

地域とのかかわりスタート

新橋の飲食店で社長兼シェフとして10年。地方創生と食育活動を2016年8月から現在まで取り組んで参りました。全国の自治体と手を組み、たくさんの地域生産品や生産者の素晴らしい商品をサラリーマンの聖地から発信しております。

目的は少しでも地域の素晴らしい商品が首都圏のお客様の手元に届き、喜んでいただけることによって食を通して地域の活性化に貢献できると思ったからです。

ちなみに私は新橋を中心に大小含めて飲食店を運営しております。(2022年1月段階で30店舗)この強みを活かすのも地域貢献が目的でした。


知らないという未熟さと課題の多さに疑問

2016年8月から宮城県との取り組みをスタートし2020年3月まで市町村を含めると20か所以上の県市町村と生産者の販路拡大の出口として取り組んできました。

(2020年3月以降コロナが終息するまで取り組みは延期)その数年の中でたくさんの経験をさせていただきました。料理人としての知識の向上はいうまでもなく日に日に蓄積され、日々勉強する時間でしたが、その中で多くの課題に気がつきました。それは

1.食に携わる我々プロが知らないことが多すぎること2.食の課題が多すぎること3.個人や団体が食の発信を行っているがカテゴリーがせまいこと4.生産者と消費者がつながっていないこと5.これらを解決していく手段がなかなか広まっていないこと沢山の方がこれらを解決するために奮闘し、発信していることも理解しておりますが、まだまだ問題点は多くあると感じております。


情報の単一化と分断

課題が伝わっていないという事はすなわち情報自体が受け手に届いていないからではないかというシンプルな答えが出ました。

一例として情報分断として食のバトンリレーがあげられます。生産者・加工業者・卸業者・飲食店・消費者と商品は流れていきます。商品情報はとても大切で、エンドユーザーに届ける必要性があると思います。

商品の知識だけではなく生産者の取り組む想いも伝えたいと感じております。根性論や情熱に心動かされているのではなく、どのようにしたら消費者は喜んでくれるのかと考え商品を作っていることもゴールまで伝えなくてはならないといけないような気がします。

なぜならそれを知らないことで正当な価値を伝えられていないことも多いからです。それが中間のバトンをつなぐところで分断され、エンドユーザーまでに届かないのは本当に寂しいことです。また、最近ではオーガニックやグルテンフリー、又は遺伝子組み換え、農薬など食の安全というテーマだけでも矛盾が多く生まれます。

無農薬と農薬・グルテンフリーとグルテン どちらもお互いの情報が理解したうえで消費者は商品を選べ正しい選択肢の幅をもつことが大切だと思っております。片寄った情報では判断をするのが難しいからです。


私が望むこと

食の情報分断が少しずつでも解決できれば、日本の食に関わる人全員が豊かになると信じています。そのためには、生産加工業者には想いの詰まった的確な情報を。

卸し業者には流通の中に生産加工業者の想いのバトンリレーを。飲食、物販関係者はアンカーとしてエンドユーザーに全ての情報を。消費者は的確な商品選択を。

これらを形にするには、沢山の食に携わる方のお力添えを頂き、初めて日本の食文化を盛り上げることができるのではないかととらえております。食の発信者は沢山います。食を愛する人も沢山います。